フウラン
フウラン 風蘭 ラン科 フウラン属
生育環境は樹木や岩場に着生しまして花を咲かせます
分布は本州中部以南から琉球列島にわたる地域に生育します。
茎は短く直立し隙間なく葉をつけます。
葉は細くて硬く先端がとがっている。
断面が三角になるほど分厚く上面の中央には主脈に沿って溝がある。
葉の基部は茎を抱く形になり茎より少し上に関節があって古い葉は基部を茎に残して脱落する。
古い茎は葉鞘に包まれた状態になる。根は茎ほどに太く葉鞘を突き破って出てくる。
表面は白く先端だけが生っぽい色になる。根元の茎から新芽を出して次第に株立します。
人間の頭ほどの群落が作られる場合もある。成長はなかなかに遅い。
年間に生じる葉は一本の茎について2-3枚程度です。
個々の葉は数年の寿命がある。初夏に花を咲かせ花はよい香りがします。
花茎は茎の基部の方の葉の間から出てそれぞれに3-5個の花が付きます。
花茎からはさらに長い子房がのび花はその先につくので葉よりもかなり上ので花が咲きます。
花は純白かわずかに赤紫を帯びるのが普通。五弁はやや細目の倒卵形で反り返ります。
唇弁は前に突き出して少し三つに割れる。花の下には距があり非常に長く
下に向かって垂れながら曲がって最後は前を向きます。
ほとんどの花が同じ方向を向いて咲きます。
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