2020年2月23日 (日)

ユキワリイチゲ

ユキワリイチゲ キンポウゲ科 イチリンソウ属
名前の由来: 一輪の花を咲かせるものに「一華」を冠する。
したがって雪を割って一輪の花を咲かせるという意味になります。
生育環境・特徴: 森や雑木林の中に生える多年草。滝の近くで見ることが多い
花期: 3~4月 分布: 本州(近畿地方以西) 四国 九州
3小葉からなる根生葉は菱形のような形をしていて鋸歯があります。
表面は白い斑紋がある濃緑色だがしばしば部分的に淡褐色化しており
裏面は地味な紫色をしている。3枚が輪生する茎葉の中心部分から花柄を出し
その先に一輪だけ少し菊に似た雰囲気を持った花をつけます。
径は3.5cmほどで淡紫色~白色の花が咲きます。
花弁に見えるのは実際は萼が変化したものだが概ね10~20ほどあるようです。
ユキワリイチゲの花の愛らしさに比して葉は綺麗とは言い難いです。
他のイチリンソウの仲間とは異なり葉は越年するためで冬の間に傷むからのようです。

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2020年2月 2日 (日)

セツブンソウ

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セツブンソウ (節分草)キンポウゲ科 セツブンソウ属
花期 2~3月 草文 10~15cm 
生育 山地 溝 亜高山 川岸 沿海 分布 本州 関東以西 
山地の木陰などに群生する多年草。石灰岩地を好む。
10㌢ほどの花茎の先に、径2㌢ほどの白い花を1つつけます。
花びらのように見えるのは萼片で、花弁は雄しべの周りの黄色いY字形の部分である。
茎の下に径1㌢ほどの円い球根がある。初夏に地上部は枯れる。
旧暦の節分の頃に咲くのでセツブンソウの名前がついたそうです。
セツブンソウは本州の関東地方以西に分布する、高さ10センチほどの小さな多年生草本。
山地のブナ林など、落葉広葉樹林の林床に生え、石灰岩地を好む傾向がある。

2019年6月 2日 (日)

エビネ

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エビネ 海老根 ラン科 エビネ属
分布 日本では北海道西南部~沖縄島
球茎は広卵状-球状で長さ径ともに約2cm。
古い球茎は時に10年以上も残り、地表近くに連なります。
和名はこの形をエビに見立てたことに由来します。
直径2-3mmの根を多数生じます。
秋には翌年の新芽を生じ冬までに少し生長してから越冬する。
葉は2-3枚つき、薄く形は長楕円形から倒卵状披針形で先は尖り
冬を越すと横伏するが、数年間は枯れずに残ります。

2019年5月 3日 (金)

キクザキイチゲ

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キクザキイチゲ 菊咲一華 キンポウゲ科 イチリンソウ属
キクザキイチゲは近畿地方以西、本州、北海道に分布するとされます。
岡山県の県北にも少ないけど、生育が見られます。
落葉広葉樹林の林床や渓谷の川原などに生育しています。
落葉広葉樹や夏草が茂る前に葉を展開して花を咲かせます、
緑が濃くなると夏眠して地上部はなくなります。
春の妖精と呼ばれる仲間であります。
地下茎から早春に茎を1本出しまして、3枚の葉を輪生させます。
花は3月から5月に咲きはじめまして、花の直径は3cm~5cmで、
花弁に見えるものは萼で、花弁は有りません。
花の色は白色に見えるものから薄く紫あるいは紅色を帯びる物も有ります。

2019年4月 5日 (金)

ケスハマソウ

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ケスハマソウ キンポウゲ科 ミスミソウ属
ケスハマソウは本州近畿以西・四国に分布する多年草。
ケスハマソウは常緑であり、冬でも緑の葉を維持しています。
葉は長い柄があり、3つに中裂し、先端は鈍頭から円頭。
両面と葉柄には毛があり、裏面は紫色を帯びてます。
3月から4月にかけ、茎を伸ばして頂端に花を付けます。
萼のようにみえるものは茎葉であり、3枚が輪生します。
花弁は退化しており、花弁のように見えるものは萼です。
萼片は6~10枚で、変異が大きい。萼片の色は白~淡紅色まで
日本海側のものは様々な色があって美しいですね。
残念ながら岡山県のものは希に淡紅色のものが見つかる程度で、
白いものがほとんど見たいですよ。

2019年3月25日 (月)

ホソバナコバイモ

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ホソバナコバイモ (細葉小貝母) ユリ科 バイモ属
分布 中国地方-岡山県、広島県、山口県、九州に分布する。
花期 2月~3月 草文10cm~15cm
生育環境 山地の木陰などに群生する多年草。
人里・田畑,山地・低山,森林・林縁
花は葉の下で下向きに咲きます。 
水捌けの良い場所に生育しています。
葉も花も細く花は釣鐘筒状で花被片には縦縞模様の斑紋がみられる。
茎の上部に2枚が対生し茎の先の方に3枚の葉が輪生状につきます。

2019年3月11日 (月)

セリバオウレン

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セリバオウレン (芹葉黄連) キンポウゲ科 オウレン属 
名の由来 葉がセリの葉に似ている事から来ているそうです。
分布 本州 四国 花期 3月 草丈10~15cm。
環境 山地・低山,森林・林縁
常緑多年草。 雌雄異株。 山地の林内に生える。 
葉は根生で、2回3出複葉。 小葉はセリの葉のように深裂します。
開花とともに新しい葉を展開し、古い葉は枯れます。
花は直径は1cmほど。萼片は5~7個。
花弁は8~10個。白い花弁のように見えるのは萼です。

2019年2月12日 (火)

エツブンソウ

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セツブンソウ (節分草)キンポウゲ科 セツブンソウ属
花期 2~3月 草文 10~15cm 
生育 山地 溝 亜高山 川岸 沿海 分布 本州 関東以西 
山地の木陰などに群生する多年草。石灰岩地を好む。
10㌢ほどの花茎の先に、径2㌢ほどの白い花を1つつけます。
花びらのように見えるのは萼片で、花弁は雄しべの周りの黄色いY字形の部分である。
茎の下に径1㌢ほどの円い球根がある。初夏に地上部は枯れる。
旧暦の節分の頃に咲くのでセツブンソウの名前がついたそうです。
セツブンソウは本州の関東地方以西に分布する、高さ10センチほどの小さな多年生草本。
山地のブナ林など、落葉広葉樹林の林床に生え、石灰岩地を好む傾向がある。

2018年10月15日 (月)

ヒメヒゴタイ

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ヒメヒゴタイ キク科 越年草。姫平江帯
茎は直立し高さ0.3~1.5メートル8~10月紫色を帯びる。
葉は披針(ひしん)形下部のものは羽状に深裂する。
茎上部が著しく分枝して散房花序をつくり多数の頭花をつます。
総包は球形で径1センチメートル総包片は多数重なり合い
先は円形で膜質の付属体となります。
この付属体は紫色を帯びて美しいです

2018年10月 2日 (火)

ジャコウソウ

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ジャコウソウ 麝香草 シソ科 ジャコウソウ属 多年草です。
日本固有種。分布は北海道、本州、四国、九州に分布しています。
生育環境は山地の湿り気のある木陰や谷間など湿った場所に生育します。
茎は四角形で多くは斜めに傾き高さは60㎝~100㎝位になります。
葉は対生して長さ5mm~12㎜の短い葉柄が有ります。
花期は8-9月。上部の葉腋に1-3個の花をつける。
葉腋からでる花柄は短くその先の小花柄は長さ2-7mmです。
長さ4-4.5cmで筒部が長い唇形で上唇は短く下唇が3裂し
裂片は他の2片より大きく中央裂片の先は浅く2裂します。