2020年8月17日 (月)

ホトトギス

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ホトトギス ユリ科 ホトトギス属 多年草
草文 10cm~100cm 開花 7月~10月
山野の林下や林縁、崖や傾斜地などの、日当たりの弱いところに自生する。
葉は互生し、楕円形で長く、葉脈は縦方向で、表面には毛が生える。
花期は初夏から秋にかけてで、雌雄同花で上向きに咲き、
花弁が 6枚で2日程度咲くことが多い。
ジョウロウホトトギス類は黄色く下方向に向く釣鐘型の花を 4~5日ほどつけるものが多い。
日本では 13種(変種を除く)が確認されており、うち 10種は日本の固有種である。
日本列島を中心に分布していることから、日本が原産であると推定されている。

2020年6月23日 (火)

ササユリ

ササユリ 笹百合 ユリ科 ユリ属 多年草
由来 葉が笹に似ている為と言われている。
分布 本州 中部地方以西・四国・九州
花言葉 上品 香りのよい花です。
ササユリは本州中部から九州に分布する多年草。
山地の草原や明るい森林に生育する。
地下に白い鱗茎(いわゆるユリ根)がある。
小さなものは根生葉のみであるが、大きく育ったものは花茎をのばし、
6月から7月にかけて美しい花を咲かせる。
花は1つであることが多いが、複数咲くこともある。
花の長さは10~15cmで、淡紅色。雄しべは6本で葯は鮮やかな赤褐色。
強い香りがある。葉は厚く、名前の由来になっているように、
ササの葉によく似ている。ササに擬態しているわけではなかろうが、
ササと混生していると、花が咲かないとわかりにくい。

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2020年5月20日 (水)

コケイラン

コケイラン 小蕙蘭 ラン科 コケイラン属 
花期 5~6月 草文 30cm~40cm
分布:北海道、本州、四国、九州
和名の由来 シランなどの仲間を蕙蘭といい、葉の形が似ていて、
小型であるところから。別名をササエビネ(笹海老根)といい、
海老根の仲間に似ているが、葉が長くて細く、笹に似るところから。
生育地・特徴 山地の林内に生える多年草です。
20~30 cmの2枚の細長い葉が地中の偽球より直接出る。
花は総状に多数つく。萼辺と花弁は黄褐色で、
幅が広い唇弁のみが白色で、赤い斑点がありますよ。 

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2020年5月11日 (月)

ギンラン

ギンラン ラン科 キンラン属 多年草
日本では北海道、本州、四国、九州に分布し、
山地の樹林下に自生する。アジアでは朝鮮、中国東北部に分布する。
根茎は短いが、根は細く長い。茎は直立し、高さは30-50cmになる。
葉は6-8個が茎に互生し、形は卵状披針形で、長さ7-15cm、
幅1.5-3cmで先端は尖り、基部は茎を抱く。
葉の裏面、縁および花序に白色の短毛状突起がある。
花期は5-6月で、白色の花を穂状花序に数個つける。
花の下にある葉状の苞が目立ち、下部の1-2個の苞は花序より長い。
萼片は長さ11-12mm、側花弁は萼片より短く、
唇弁の基部は距となって突出する。
ギンランに似るが、ギンランは葉より花序が高くなるが、
ササバギンランは花序より葉が高い位置にくるか同じ高さとなる。
また、ギンランより全体に大型になる。

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2020年5月 5日 (火)

ユキザサ

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ユキザサ 雪笹 ユリ科 ユキザサ属 多年草。
花期:5~7月  分布:北海道、本州、四国、九州
和名の由来、花の姿が雪の結晶のように見える事から言われています。
山地の落葉広葉樹林の林床に生育しています。
葉の形が笹に似ているところから由来すると言われています。
低地~亜高山帯の広葉樹林内などに生え、茎の高さは20~70センチ。
茎頂に、粗い毛が密生する円錐花序をつけ、長さ3~4ミリの白色の花を多数つける。
花被片、雄しべは6個。葉は互生し、卵状長楕円形で、両面に毛があります。
果実は球形の液果で、赤く熟します。

2020年4月20日 (月)

イワウチワ

イワウチワ イワウメ科 イワウチワ属
草文、3cm~10cm 花期 4月~5月 多年草
分布 本州 生育地 山地の川沿いの斜面や岩場などです。
花冠はラッパ形で5深裂し、裂片の先もさらに細かく浅く裂けます。
イワウチワの葉は、一見イワカガミに似ていますが、
花より大きくて1つの花茎に1花しか咲かせない点で区別できますよ。
花の咲いていない時期には両者の区別は簡単に出来ないですね。
イワカガミの葉には強い光沢があるが、イワウチワのそれは鈍い。
葉の形には変異が大きいので、判別は難しいです。
生態的には、イワカガミが強い日照がある尾根などによく生育するのに比べ、
イワウチワは同じ尾根であってもブナなどの樹木に覆われているような、
半日陰的な立地が本来の生育地に生息しているみたいです。
花は4月から5月にかけて咲き、淡紅色で直径2.5cmほどになりますよ。

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2020年4月 6日 (月)

カタクリ

カタクリ ユリ科 カタクリ属
スプリング、エフェメラル、春のはかない命
南千島 北海道~九州、朝鮮 中国 樺太に分布するが
四国や九州では稀だとのことです。
温帯性夏緑林の林床に生える多年草であるカタクリの一生は、
7~8年の1枚葉の時期を経た後 2枚葉の個体となり開花します。
標高の違いによって多少のずれはありますが、
早いものでは落葉樹が葉を展開する前の3月中旬から葉を出し
若葉が茂り林床に十分日光が射さなくなる5月に地上部が枯れだし、
翌年の春までの休眠に入ります。

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2020年3月30日 (月)

ミノコバイモ

ミノコバイモ 美濃小貝母 ユリ科 バイモ属 
花期 3月~4月 草丈10~25cmの多年草
生育環境 人里 山地 低山 森林 林緑
葉は茎の上部に対生する2個と輪生する3個が有ります。
花は茎頂に1個、鐘形で下向きに咲かせます。
花被片は紫褐色の斑紋があり斑紋は内側の方が濃いです。
花被片の基部から3分の1の位置に密腺があります。
そこで角ばる。葯は白色です。
生育地 本州 東海、北陸地方西部、絶滅危惧種です。

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2020年3月22日 (日)

シロバナネコノメソウ

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シロバナネコノメソウ ユキノシタ科 ネコノメソウ属
本州(近畿・中国地方)と四国、九州に分布する小形の多年草です。
樹林内の沢沿いなどの湿地に生え、走出枝を生じて群生します。
植物全体に白色の軟毛が多く、茎葉は1cm程度で対生します。
花期は4~5月で、5mm程の小さな花を4~5個つけます。
花弁に見えるのは萼裂片で4枚あり、花時は白色で、後に淡緑色となります。
雄蕊は8個で、葯は裂開直前は暗紅色、後に黒紫色となります。
ネコノメソウの仲間には黄色系の花のものが多く
白色の花をつける本種はとても印象的であります。

2020年3月 2日 (月)

セリバオウレン

セリバオウレン キンポウゲ科 オウレン属
名前の由来 葉がセリの葉に似ている事からきています。
本州、四国の山地に生える。根生葉は2回3出複葉で
小葉は更に2~3裂し、質は厚い。早春、高さ7cmほどの花茎を出し
柄のある径1cmほどの白花を開く。花には雄花と両性花 まれに雌花があります。
萼片は5~7個で披針形。花弁は5~6個あるが、線状で萼片より短い。花期は3~4月。
雄花の雄しべは、花粉を出す前は中央に集まっていますが、花粉を出し始めると
外に向かって倒れていき花火のように雄しべを広げていきます。
両性花のめしべには、赤っぽいあずき色のものと緑色をしたものが見られます。
茎の色も同じようにあずき色になっていたり緑色になっていたりしています。

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