2018年3月11日 (日)

ユキワリイチゲ

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ユキワリイチゲ キンポウゲ科 イチリンソウ属
名前の由来: 一輪の花を咲かせるものに「一華」を冠する。
生育環境・特徴: 森や雑木林の中に生える多年草。沢の近くで見ることが多い
花期: 3~4月 分布: 本州(近畿地方以西) 四国 九州
3小葉からなる根生葉は菱形のような形をしていて鋸歯がある。
表面は白い斑紋がある濃緑色だがしばしば部分的に淡褐色化しており,
裏面は地味な紫色をしている。3枚が輪生する茎葉の中心部分から花柄を出し
その先に一輪だけ少し菊に似た雰囲気を持った花をつけています。

2018年2月19日 (月)

セツブンソウ

セツブンソウ (節分草)キンポウゲ科 セツブンソウ属
花期 2~3月 草文 10~15cm 
生育 山地 溝 亜高山 川岸 沿海 分布 本州 関東以西 
山地の木陰などに群生する多年草。石灰岩地を好む。
10㌢ほどの花茎の先に、径2㌢ほどの白い花を1つつけます。
花びらのように見えるのは萼片で、花弁は雄しべの周りの黄色いY字形の部分である。
茎の下に径1㌢ほどの円い球根がある。初夏に地上部は枯れる。
旧暦の節分の頃に咲くのでセツブンソウの名前がついたそうです。

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2017年9月25日 (月)

ジャコウソウ

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ジャコウソウ 麝香草 シソ科 ジャコウソウ属 多年草です。
日本固有種。分布は北海道、本州、四国、九州に分布しています。
生育環境は山地の湿り気のある木陰や谷間など湿った場所に生育します。
茎は四角形で多くは斜めに傾き高さは60㎝~100㎝位になります。
葉は対生して長さ5mm~12㎜の短い葉柄が有ります。
花期は8-9月。上部の葉腋に1-3個の花をつけます。
葉腋からでる花柄は短くその先の小花柄は長さ2-7mmです。
長さ4-4.5cmで筒部が長い唇形で上唇は短く下唇が3裂し
裂片は他の2片より大きく中央裂片の先は浅く2裂します。

2017年8月20日 (日)

ナツエビネ

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ナツエビネ 夏海老根
科名 ラン科 エビネ属 
分布 本州、四国、九州に分布。
生育地 暖地の湿り気のある林下に生える。
性状(高さ) 20~40cm 花期 7~9月
花の特徴 花茎は葉腋より生じ、高さ20~40cmとなり、
淡藤色の花を10~20個つける。
葉の特徴 葉は数個つき、ひだが多く、淡緑色、長さ10~30cm。
実 ラン類の種子は微細で栄養分を持たない無杯乳種子である。
その他 和名は夏に花を咲かせることによる。

2017年8月16日 (水)

サギソウ

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サギソウ ラン科 ミズトンボ属
サギソウは本州から九州、分布する多年生の草本です。
泥質(鉱物質土壌)の湿原に生育する。夏、高さ20cmほどの茎の先端に通常は1つ、
勢いのよいもので数個の白鷺をイメージさせる花を付けます。
葉の高さは10cm程度までであり、短い葉に十分な日照があるような、
草丈の低い場所が生育に必要である。地下には球根があり、
これから発芽するが、数本の地下茎を伸ばしてその先端に次年度の球根を形成する。
したがって、球根は1年限りということになり、
サギソウは毎年生育条件のよい場所を求めて10cm前後移動しているわけである。
条件のよい場所では、1株から3~5の球根が形成されます。

2017年8月 2日 (水)

フウラン

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フウラン 風蘭 ラン科 フウラン属 
生育環境は樹木や岩場に着生しまして花を咲かせます
分布は本州中部以南から琉球列島にわたる地域に生育します。
茎は短く直立し隙間なく葉をつけます。
葉は細くて硬く先端がとがっている。
断面が三角になるほど分厚く上面の中央には主脈に沿って溝がある。
葉の基部は茎を抱く形になり茎より少し上に関節があって古い葉は基部を茎に残して脱落する。
古い茎は葉鞘に包まれた状態になる。根は茎ほどに太く葉鞘を突き破って出てくる。
表面は白く先端だけが生っぽい色になる。根元の茎から新芽を出して次第に株立します。
人間の頭ほどの群落が作られる場合もある。成長はなかなかに遅い。
年間に生じる葉は一本の茎について2-3枚程度です。
個々の葉は数年の寿命がある。初夏に花を咲かせ花はよい香りがします。

2017年7月13日 (木)

クモキリソウ

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クモキリソウ ラン科 クモキリ属 多年草
花期 6~8月 草文 10~20cm 分布 日本全土
花茎 側花弁長さ6~7mm、唇弁長さ5~6mm
生育場所 山地の疎林下 花色 淡緑色、または黒褐色
茎葉 対生で2枚、広卵形、縁は細かく波打ち、葉脈の網目ははっきりしない
低地~山地の林内や林縁などに生え、茎の高さは15~30センチ。
茎頂の花序に、淡緑色または黒褐色の花を5個~15個つける。
背萼片、側萼片、側花弁はともに細い管状で、長さは約8ミリ。
唇弁は広い舌状で反り返り、長さは約6ミリ。
葉は2個あり、長楕円形で、縁は波状に縮れます。

 

2017年6月22日 (木)

ギンリョウソウ

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ギンリョウソウ 銀竜草 ユウレイタケ イチヤクソウ科 ギンリョウソウ属
花期  6月中旬~7月中旬 草文 5cm~20cm 腐生植物
分布 日本全土 環境 山地 低山 森林 林緑
このギンリョウソウは、種子植物ですが、光合成をせず、
菌根で取り入れた有機物を取り入れて成長し、花を咲かせます。
全体の姿を竜に見立て、白銀色をしているところから。
白っぽい姿から幽霊が連想され、また緑の葉がないので
キノコに見えるところから、ユレイタケ(幽霊茸)の別名があります。
生育地・特徴など 暗い林中の腐った木や枝葉につく腐生植物です。
茎は直立した円柱状で、葉はすべて鱗片になり、10~20個互生します。
茎の頂部に筒状鐘形の花を1個だけ下向きにつける。
萼片は1~3枚で鱗片状で花弁は3~5枚で肉質。果実は卵球形の液果です。

2017年6月 9日 (金)

イナモリソウ

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イナモリソウ アカネ科 イナモリソウ属 多年草
背の低い多年生の草本地下に細く伸びる根茎を持ちその先端に直立する茎を着ける
高さは普通は3-5cmほどになります。
葉は対生するが二対ないし三対しかなく茎が短くて間が狭いためロゼット状に地表に広がります。
上の二対が互いに接近し四輪生に見えるものであります。
葉は長さ3-6cm幅2-4cm、卵形あるいは三角状卵形で先端は鋭く尖り
基部は丸いかやや心形にくぼみ3-10mmの葉柄に繋がる。葉には全体に短い軟毛が一面に生えます。

2017年5月25日 (木)

イワカガミ

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イワカガミ イワウメ科 イワカガミ属
花期 4~7月 分布 北海道、本州、四国、九州
北海道南部から東北地方、中部地方の日本海側に分布する
オオイワカガミは葉が大型で、長さ幅とも8~12センチになり、
多数の尖った鋸歯がありますよ。
山地の岩場や高山の草地に生える常緑の多年草。
葉は根ぎわに集まってつき、長い柄がある。
葉身は長さ幅ともに3~6センチの円形で、
尖った鋸歯があるが、先端はとくに尖らない。
表面に光沢があり、これが和名の元となっている。
葉の間から高さ10~20センチの花茎を伸ばし、
咲きに淡紅色の花を3~6個つける。
花冠は直径1~1.5cm、縁は細かく裂ける。