2015年4月 3日 (金)

ミノコバイモ

Minokobaimo_05257

ミノコバイモ 美濃小貝母 ユリ科 バイモ属 
花期 3月~4月 草丈10~25cmの多年草
生育環境 人里 山地 低山 森林 林緑
葉は茎の上部に対生する2個と輪生する3個が有ります。
花は茎頂に1個、鐘形で下向きに咲かせます。
花被片は紫褐色の斑紋があり斑紋は内側の方が濃いです。
花被片の基部から3分の1の位置に密腺があります。
そこで角ばる。葯は白色です。
生育地 本州 東海、北陸地方西部、絶滅危惧種です。

2015年3月28日 (土)

アズマイチゲ

Azumaichige_04926

アズマイチゲ キンポウゲ科 イチリンソウ属
アズマイチゲは北海道・本州・四国・九州に分布する
多年草。主に温帯の落葉樹林の林床・林縁に生育し
石灰岩地に多いとされています。
アズマイチゲの根茎は横に這い、所々に膨らみがあるといいます。
葉は2回3出の複葉で、小葉は3つに分裂し、青白色を帯びて柔らかい。
花茎は高さ10cm程度で、3枚の葉が輪生し、毛があります。
花は3月から5月にかけて茎の上に1つ咲きます。
早春の木々が芽吹く前に葉を展開し、花を咲かせまして
初夏には夏草に覆われて夏眠する早春の植物の一つですよ。

2015年3月23日 (月)

ホソバナコバイモ

Hosobanakobaimo_05152

ホソバナコバイモ (細葉小貝母) ユリ科 バイモ属
分布 中国地方-岡山県、広島県、山口県、九州に分布する。
花期 2月~3月 草文10cm~15cm
生育環境 山地の木陰などに群生する多年草。
人里・田畑,山地・低山,森林・林縁
花は葉の下で下向きに咲きます。 
水捌けの良い場所に生育しています。
葉も花も細く花は釣鐘筒状で花被片には縦縞模様の斑紋がみられる。
茎の上部に2枚が対生し茎の先の方に3枚の葉が輪生状につきます。

2015年3月16日 (月)

Kesuhamasou_05132_2

ケスハマソウ キンポウゲ科 ミスミソウ属
ケスハマソウは本州近畿以西・四国に分布する多年草。
ケスハマソウは常緑であり、冬でも緑の葉を維持しています。
葉は長い柄があり、3つに中裂し、先端は鈍頭から円頭。
両面と葉柄には毛があり、裏面は紫色を帯びてます。
3月から4月にかけ、茎を伸ばして頂端に花を付けます。
萼のようにみえるものは茎葉であり、3枚が輪生します。
花弁は退化しており、花弁のように見えるものは萼です。
萼片は6~10枚で、変異が大きい。萼片の色は白~淡紅色まで
日本海側のものは様々な色があって美しいですね。
残念ながら岡山県のものは希に淡紅色のものが見つかる程度で、
白いものがほとんど見たいですよ。

2015年3月 9日 (月)

ユキワリイチゲ

Yukiwariichige_05141

ユキワリイチゲ キンポウゲ科 イチリンソウ属
名前の由来: 一輪の花を咲かせるものに「一華」を冠する。
したがって,雪を割って一輪の花を咲かせるという意味になる。
しかし,実際には開花期には雪がまったくない場合が多いので文字通り
「雪を割って」咲くわけではない。
生育環境・特徴: 森や雑木林の中に生える多年草。滝の近くで見ることが多い
花期: 3~4月 分布: 本州(近畿地方以西) 四国 九州
3小葉からなる根生葉は菱形のような形をしていて鋸歯がある。
表面は白い斑紋がある濃緑色だがしばしば部分的に淡褐色化しており,
裏面は地味な紫色をしている。3枚が輪生する茎葉の中心部分から花柄を出し
その先に一輪だけ少し菊に似た雰囲気を持った花をつける。
径は3.5cmほどで淡紫色~白色です。
花弁に見えるのは実際は萼が変化したものだが,概ね10~20ほどあるようだ。
ユキワリイチゲの花の愛らしさに比して,葉は綺麗とは言い難い。
これは,他のイチリンソウの仲間とは異なり,
葉は越年するためで冬の間に傷むからのようです。

2015年2月26日 (木)

セリバオウレン

Seribaouren_03518

セリバオウレン キンポウゲ科 オウレン属、
名の由来~葉がセリの葉に似ているため。
分布~本州、四国 六甲山系では稀 花期~2月~3月、
特性~常緑多年草。雌雄異株。山地の林内に生える。草丈10~15cm。
葉は根生で、2回3出複葉。小葉はセリの葉のように深裂する。
開花とともに新しい葉を展開し、古い葉が枯れる。
花は直径は1cmほど。萼片は5~7個。花弁は8~10個。
白い花弁のように見えるのは萼ですよ。

2015年1月26日 (月)

Setubunsou_03089

セツブンソウ (節分草)キンポウゲ科 セツブンソウ属
花期 2~3月 草文 10~15cm 
生育 山地 溝 亜高山 川岸 沿海 分布 本州 関東以西 
山地の木陰などに群生する多年草。石灰岩地を好む。
10㌢ほどの花茎の先に、径2㌢ほどの白い花を1つつけます。
花びらのように見えるのは萼片で、花弁は雄しべの周りの黄色いY字形の部分である。
茎の下に径1㌢ほどの円い球根がある。初夏に地上部は枯れる。
旧暦の節分の頃に咲くのでセツブンソウの名前がついたそうです。

2015年1月 8日 (木)

ロウバイ

Roubai_03036

ロウバイ ロウバイ科 ロウバイ属は、落葉性の低木で、
高さ4メートルくらいになります。
幹は叢生(そうせい)して分岐します。
葉は対生で短い柄があり、卵形で長さ7~15センチで、
先は長く尖って、無毛です。
1~2月に、葉に先立って花をつけます。
花は短い花梗(かこう)をもち、直径2~2.5センチの
芳香のある花を、やや下向きにつけます。
花被片(かひへん)は多数あり、外側のものは淡黄色、
内側のものは紫褐色となり、雄ずいが5~6本あります。
ロウバイの類似植物には、素心蝋梅(ソシンロウバイ)があり、
花弁が鮮やかな淡黄色で、ロウバイのように
中心部が紫褐色でない点が異なります。

2014年12月10日 (水)

サザンカ

Sazanka_04282

サザンカ、ツバキ科ツバキ属、は四国の太平洋岸、
九州の南半分から南西諸島にかけて生育する常緑の小高木。
常緑広葉樹林中に生育し、10月から12月にかけて白色の花を咲かせる。
花弁数は5~6枚である。本来の生育地は尾根筋などの日照条件の良い場所である。
和名は「茶山花」と書いて「ササンクワ」と読ませていたものが
山茶花:サザンカになったという、中国産のツバキ山茶花と取り違えたという説もある。

2014年11月21日 (金)

イヌセンブリ

Inusenburi_03634

イヌセンブリ リンドウ科 センブリ属
イヌセンブリは本州・四国・九州、朝鮮・中国に分布する越年生の一年草。
湿原の周辺の湿地に生育する。湿原の植生の低い場所に生育する場合には、
高さ5cm程度で地面付近でいくつかに枝分かれ、やや匍匐する生育形となりやすいが、
植生が高い場所では草丈30cmを超え、単幹状で立ち上がる。茎は細く、
柔らかい。葉は倒被針形で、センブリに比べると幅が広い。
花は10月から11月に咲き、白地に紫色の筋が入る。
イヌセンブリは苦味がないので、薬用には用いられない。
口にしてみると、苦味がまったくないわけではなく、センブリの苦味がわずかにある。
各地で生育数が減少していることが指摘されており、
RDB種として指定されている。岡山県では準危急種。