2015年6月23日 (火)

Yukinosita_09277

ユキノシタ  ユキノシタ科 ユキノシタ属
開花時期は、  5月~6月。 本州、四国、九州
山地の湿った岩上や日陰の沼などのほとりに自生。  
花びらのうち、下向きの2枚が長い。         
葉の表には葉脈に沿って白い斑がある。       
名前は、雪のような白い花をかぶって         
その下に緑の葉を広げるから。               
白い舌状の花の形から「雪の舌」、           
それが変じて「雪の下」、の説もある、       
まだらで毛のある丸い葉っぱにちなむ。
葉はいろいろ使える。けがをしたらこの葉を   
火にあぶって患部に貼ると効き目がある。     
昔からやけどなどの貼り薬(もんだ葉っぱ)、
中耳炎やひきつけの薬(しぼり汁)として   
重宝された。葉は天ぷらにしてもおいしい。             
花は食べませんよ。                       

2015年6月16日 (火)

Tokisou_1880

トキソウ ラン科 トキソウ属 多年草
名前の由来 花の色がトキの羽の色に似ている事から来ています。
草文 20~30cm 葉身は長さ5~10cm、幅1.0cm、披針形です。
花期 5~7月 分布 北海道、本州、四国、九州
日当たり良い湿地に生える。 草丈20~30cm。 
葉は一枚。 葉身は長さ5~10cm、幅1.0cm、披針形。
花は淡紅色で花茎の先端につく。 花の下にある小さな葉のようには苞葉。
唇弁は3裂する。 中に突起が多数ある。果実は蒴果。
類似種のヤマトキソウは花が上向きに付き、花が全開しません。

2015年6月 8日 (月)

キンラン

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キンラン ラン科 キンラン属 多年草
名前の由来 林内で黄色い花が金色に輝いて見える事から来ています。
分布 本州、四国、九州 花期 4月~6月 草文 30cm~70cm
日当たりの良い山地や丘陵の林内に生えます。
山や丘陵の林の中に生える地上性のランで、
高さ30-70cmの茎の先端に4月から6月にかけて
直径1cm程度の明るく鮮やかな黄色の花を総状につけます。
花は全開せず、半開き状態のままであります。花弁は5枚で3裂します。
唇弁には赤褐色の隆起があり、葉は狭楕円形状で長さ10cm前後、
縦方向にしわが多いです。柄は無く茎を抱き、7、8枚が互生します。

2015年5月31日 (日)

エビネ

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エビネ 海老根 ラン科 エビネ属
分布 日本では北海道西南部~沖縄島
球茎は広卵状-球状で長さ径ともに約2cm。
古い球茎は時に10年以上も残り、地表近くに連なります。
和名はこの形をエビに見立てたことに由来します。
直径2-3mmの根を多数生じます。
秋には翌年の新芽を生じ冬までに少し生長してから越冬する。
葉は2-3枚つき、薄く形は長楕円形から倒卵状披針形で先は尖り
冬を越すと横伏するが、数年間は枯れずに残ります。
草本の少ない谷筋の斜面などに生育して いることが多いです。

2015年5月23日 (土)

フデリンドウ

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フデリンドウ 筆竜胆 リンドウ科 リンドウ属 2年草
草文6cm~10cm 花期 4月~5月 分布 北海道 本州 四国 九州
日当たりの良い草原や疎林内に生育します。葉は小形で質が厚く密に対生します。
花冠は筒状で長さ2cm程度、先は5裂しまして副裂片をもちます。
フデリンドウは春の草地や明るい林に咲く小型のリンドウです。
春のリンドウは3種ほどありますがほかの種は根元にお皿のような根生葉がありますが
フデリンドウだけはこの根生葉がないので識別のいい目安になると思います。

2015年5月14日 (木)

イワウチワ

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イワウチワ イワウメ科 イワウチワ属
草文、3cm~10cm 花期 4月~5月 多年草
分布 本州 生育地 山地の川沿いの斜面や岩場などです。
花冠はラッパ形で5深裂し、裂片の先もさらに細かく浅く裂けます。
イワウチワの葉は、一見イワカガミに似ていますが、
花より大きくて1つの花茎に1花しか咲かせない点で区別できますよ。
花の咲いていない時期には両者の区別は簡単に出来ないですね。
イワカガミの葉には強い光沢があるが、イワウチワのそれは鈍い。
葉の形には変異が大きいので、判別は難しいです。
生態的には、イワカガミが強い日照がある尾根などによく生育するのに比べ、
イワウチワは同じ尾根であってもブナなどの樹木に覆われているような、
半日陰的な立地が本来の生育地に生息しているみたいです。
花は4月から5月にかけて咲き、淡紅色で直径2.5cmほどになりますよ。

2015年5月 4日 (月)

ショウジョウバカマ

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ショウジョウバカマ 猩々袴 
ユリ科 ショウジョウバカマ属 多年草 花期 5月~7月
名は花を想像上の動物である猩々の赤い顔に、
地面に張り付いた葉を袴に見立てたものと説明されることが多いが、
本当のところは、花ではなく冬期に葉の霜に当った部分が
紅染することからついたものといわれます。多湿地に生える多年草で、
低山帯から高山帯まで生育域が広いです。雪解けとともに
ロゼット状の葉の真ん中から鱗片葉が数個ついた花茎を伸ばし、
先端にピンクの花を密につけます。花の色は白から赤、紫まで変化があります。
春早く花をつけるが高山では夏でも見ることができます。
花が終わると花茎は60㎝以上に伸び、咲き始めの可憐さは
微塵もなくなってしまいます。しかしこれは繁殖のために
微細な種を少しでも遠くに飛ばすためのしたたかな戦略みたいです。
また、葉先に子苗を作る術も持ち合わせています。
シロバナショウジョウバカマは花が白く、葉の縁に波状鋸歯があり、
関東以西と四国に分布する。九州にはツクシショウジョウバカマが分布します。

2015年4月28日 (火)

ヤマルリソウ

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ヤマルリソウ ムラサキ科 ルリソウ属 多年草 
ヤマルリソウは本州福島県以南から九州に分布する多年草ですよ。
暖温帯中部から冷温帯近くまでの、落葉樹林などの適度に湿った場所に生育します。
根生葉はロゼット状となり、草文7~20cmであるが、開花期の葉は小型ですよ。
葉は両面有毛で、密に白毛がありますよ。
4月から5月にかけて、直径1cmほどの淡い紫色から淡い紅色の花を次々と付けますよ。
花茎は枝分かれせず若い果実は下向きになります。和名は山瑠璃草で花の色に由来するそうです。

2015年4月20日 (月)

シロバナネコノメソウ

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シロバナネコノメソウ ユキノシタ科 ネコノメソウ属
本州(近畿・中国地方)と四国、九州に分布する小形の多年草です。
樹林内の沢沿いなどの湿地に生え、走出枝を生じて群生します。
植物全体に白色の軟毛が多く、茎葉は1cm程度で対生します。
花期は4~5月で、5mm程の小さな花を4~5個つけます。
花弁に見えるのは萼裂片で4枚あり、花時は白色で、後に淡緑色となります。
雄蕊は8個で、葯は裂開直前は暗紅色、後に黒紫色となります。
ネコノメソウの仲間には黄色系の花のものが多く
白色の花をつける本種はとても印象的であります。

2015年4月12日 (日)

ニリンソウ

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ニリンソウ 二輪草 キンポウゲ科 イチリンソウ属 多年草
草文は20㎝~25㎝です。分布 北海道 本州 四国 九州に分布します。
生育場所 落葉樹林の林床に群生している事が多いいです。
深く裂けた根生葉を持つ。茎に3枚が輪生する葉にはサンリンソウのような柄はないです。
3-6月に、白い萼片を持つ直径約2cmの花をつけ1本の茎から特徴的に2輪ずつ花茎が伸びまして
和名の由来となっていますしまれに1輪や3輪の花も有ります。
根茎で増えるために群落を作ることが多いです。
花弁のように見えるのは萼片で花後は地上部は枯れまして休眠します