2014年10月21日 (火)

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アケボノソウ リンドウ科 センブリ属
名の由来 花冠の緑色の斑点と黒紫色の斑点を
夜明けの空の月と星に見立てたためと言われます。
分布 北海道、本州、四国、九州 花期 9~10月。
特性 2年草。  山野の沢沿いや湿地に生える。草丈60~80cm。
葉は対生。 葉身は卵形から披針形。 長さ5~12cm。 
葉先は鋭尖頭。3本の主脈が目立つ。 葉縁は全縁。
茎頂や葉腋から花柄をだし、直径2センチほどの白色の花をつけます。
花冠は5深裂。 裂片の先には緑色を帯びた
2個の円状の密腺と黒紫色の斑点があります。
蜜腺からは蜜を分泌し、虫がよく集まります。

2014年9月30日 (火)

ミズトンボ

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ミズトンボ 水蜻蛉 ラン科 ミズトンボ属 
分布:北海道西南部、本州、四国、九州
生育環境は湿地、溜池畔などに生える、球根性の多年草
花期は7月~9月頃に緑白色の花を総状に多数つけます。
茎は単立して高く伸び、40cmから時には80cmにもなります。
花径は15mm前後で愕片は後ろにねじれて背部で接します。
花弁は緑色で唇弁は緑色で十字架型の特異な形をしてます。
距は長さ15mm前後で下に下がり先端が丸くふくらみます。
地下には線状の根が少数有り短い地下茎をのばし球根を作ります。
秋になると地上部は枯れ、球根だけで年を越します。

2014年9月24日 (水)

ナツエビネ

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ナツエビネ 夏海老根
科名 ラン科 エビネ属 
分布 本州、四国、九州に分布。
生育地 暖地の湿り気のある林下に生える。
性状(高さ) 20~40cm 花期 7~9月
花の特徴 花茎は葉腋より生じ、高さ20~40cmとなり、
淡藤色の花を10~20個つける。
葉の特徴 葉は数個つき、ひだが多く、淡緑色、長さ10~30cm。
実 ラン類の種子は微細で栄養分を持たない無杯乳種子である。
その他 和名は夏に花を咲かせることによる。

2014年9月17日 (水)

サギソウ

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サギソウ ラン科 ミズトンボ属
サギソウは本州から九州、分布する多年生の草本です。
泥質(鉱物質土壌)の湿原に生育する。夏、高さ20cmほどの茎の先端に通常は1つ、
勢いのよいもので数個の白鷺をイメージさせる花を付けます。
葉の高さは10cm程度までであり、短い葉に十分な日照があるような、
草丈の低い場所が生育に必要である。地下には球根があり、
これから発芽するが、数本の地下茎を伸ばしてその先端に次年度の球根を形成します。
したがって、球根は1年限りということになり、
サギソウは毎年生育条件のよい場所を求めて10cm前後移動しているわけです。
条件のよい場所では、1株から3~5の球根が形成されます。

2014年9月 9日 (火)

コオニユリ

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コオニユリ ユリ科 ユリ属 別名 スゲユリ
名前の由来 オニユリに比べまして 小ぶりで花数も少ないです。
分布 北海道 本州 四国 九州
山地のやや湿り気のある草原に生える。 
葉は互生。 葉身は狭披針形。葉柄はない葉の付け根にムカゴをつけない。
草丈1~1.5m 花茎に4~10個の橙紅色の花をつける。 
花被片に濃い斑点が多数あり、強く反り返ります。
花の直径は約8cm。花期7月~9月 よく結実します。多年草です。 
類異種はオニユリで葉の付け根にムカゴをつけます。

2014年9月 2日 (火)

ガガブタ

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ガガブタ 鏡蓋 ミツガシワ科 アサザ属
生育環境 湖沼やため池で群制する浮遊性の多年草。
分布 北海道、本州、四国、九州、東アジア、
浮葉性、または抽水性の植物で、地下茎をのばして生長する。
スイレンに似た円心形もしくは卵心形の浮葉をつけ、長さ8-20cm。
スイレンと決定的に違うのは、水底の茎から伸びるのが葉柄でなく茎である。
浮葉の少し下に芽や根が出る部位があり、ここから先だけが真の葉柄である。
この部分から根や花芽、やがては葉も出てくることで、この部分だけで独立した
植物体となることが出来る。花期は7-9月で、多数の白い花を咲かせる。
花は上記の葉の少し下の部位から出る。水面から出た花には5弁があり、
その白い花弁の周辺は細かく裂けていて、一面に毛が生えたような見かけになっている。

2014年8月26日 (火)

ビッチュウフウロ

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ビッチュウフウロ 備中風露 フウロソウ科 フウロソウ属
花期 8月~11月 分布 本州(中部 近畿 中国) 草丈 40㎝~80㎝
環境 山地 低山 原野 草原 湿地 池沼
ビッチュウフウロはフウロソウ科の多年草です。
花は2センチ前後で花びらに濃い筋があるのが特徴です。
県内では国天然記念物 鯉が窪湿原など北西部に分布するが
湿地の減少で生息地が減少していまして
県のレッドデータブックで準絶滅危惧種に分類されています。

2014年8月17日 (日)

オグラセンノウ

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オグラセンノウ ナデシコ科 センノウ属 
オグラセンノウは湿原に生育する多年生草本。
1903年に熊本県の阿蘇で採集された標本に基づき、
牧野富太郎氏が新種として記載しましたよ。
古書である本草図説に掲載されていた植物に当てはめ、
オグラセンノウの名を付けたようであります。
1921年に岡山県の哲西町で採取された標本に、
サワナデシコという名が付けられたが、
その後オグラセンノウと同一種であることが判明しまして 
オグラセンノウの分布は、熊本県阿蘇地方と岡山県北西部から
広島県の北東部にかけての狭い地域で確認されています。
オグラセンノウは、高さ1mほどにもなるが茎は細く、
自立せずに他の植物に寄り添う形で生育しています。
生育立地は湿原の中ではやや栄養分の多い場所ですし、
イメージとしては貧栄養と中栄養のはざまといった環境に生息しています。
茎は細く、高さ1m程になり、下向きに短毛がある。
葉は対生し、長さは4.5~11cm。基部が最も広く、両面には微毛が散生し、
縁には毛があります。花期は6月から8月に咲きます。
花弁の先端は繊細に分裂し、基部には付属体があって
濃紫色の葯を付け雄しべは10本有りますよ。

2014年8月 9日 (土)

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ツチアケビ ラン科 ツチアケビ属 別名はヤマシャクジョウです。
花期は6月~7月 生育地は山野 分布 北海道 本州 四国 九州
森林内に生育するラン科の植物で腐生植物で菌従属栄養植物としては
非常に草たけが高く大きな真っ赤な果実がつきますので
大変人目を引く植物です。
地上部には葉などは無く、地面から鮮やかな黄色の花茎が伸びて
高さは1mになります。秋になりましたら花茎の上部に果実がつき
熟しますと長さが10cmにもなり茎を含めて全体が赤くなります。
光合成を行う葉を持たず栄養の全てを共生菌に依存しています。
ナラタケと蘭菌形成し栄養的に寄生し地下には太い地下茎があり
長く横に這い地下茎には鱗片状の葉がついています。

2014年7月30日 (水)

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ギンバイソウ ユキノシタ科 ギンバイソウ属、 
山地の木陰に生える多年草草丈は40~70cmになる
茎は直立し葉は対生長さ10~20cm
倒卵形で先が2裂した変わった葉を持つ
葉の変異はかなり有ると見えて葉先が2裂しないものや
大きく浅裂するものなどが普通にみられる。
茎の先に集散花序を出し白い10~20個の
両性花と装飾花をつける。
両性花は直径約2cm5弁で中心部につきます。
本州(関東地方以西)、四国、九州に分布し、
山地の木陰に自生する多年草です。