2015年9月15日 (火)

ツユクサ

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ツユクサ ツユクサ科 ツユクサ属
日本全土、アジア全域、アメリカ東北部など世界中に広く分布する、
畑の隅や道端で見かけることの多い雑草である。
高さは15~50cmで直立することはなく、茎は地面を這う。
6~9月にかけて1.5~2cmほどの青い花をつける。花弁は3枚あり、
上部の2枚は特徴的で青く大きいが、下部の1枚は白くて小さく目立たない。
雌しべが1本、雄しべが6本で成り立っている。アサガオなどと同様、
早朝に咲いた花は午後にはしぼんでしまいます。

2015年9月14日 (月)

Kisewata_246

キセワタ 着せ綿 シソ科 メハジキ属 
生育地 山地 草原 分布 北海道 本州 四国 九州 
花に密生する白い毛を花に着せた綿と見立てての名前です。
山地の草原に生える多年草 花期は8~9月。
葉は洋紙質で粗い毛があり、長さ5~9cmの狭卵形 鋸歯縁です。
上部の葉腋に淡紅紫色の唇形花を数個ずつつけます。
萼は長さ15mmで粗い毛があり、5浅裂して裂片は刺状にとがります。
花冠は唇形で長さ2.5~3cm、外面は密に白毛があって白く見え、
上唇は全縁、下唇は3裂し、中央裂片は下に曲がって紅紫色です。

2015年8月25日 (火)

ビッチュウフウロ

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ビッチュウフウロ フウロ科 フウロ属
湿原の周辺に生育するフウロソウの仲間は、
地方によって様々な種に分化している。
ビッチュウフウロは備中風露」であり、
岡山県の標本をもとに命名されたフウロソウである。
広島県東部や島根県、岐阜県などでも点々と生育している
ことが確認されているが、名前の通り備中を中心とした
地域の湿原に見られ、他所では個体数も生育確認地点も少ない。
花は直径2cmほどで間近に見ると脈が紫紅色であざやかであり、
繊細な芸を見せて美しい。夏に開花する。
根生葉は5深裂しているが、夏に延びる花茎に着く葉は3裂となる。
湿原に生育する植物の中では比較的耐陰性が高く、
湿原ではハンノキ林の林床に群生している。

2015年8月17日 (月)

サギソウ

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サギソウ ラン科 ミズトンボ属
サギソウは本州から九州台湾や朝鮮にも分布する多年生の草本。
泥質(鉱物質土壌)の湿原に生育する。
夏 高さ20cmほどの茎の先端に通常は1つ
勢いのよいもので数個の白鷺をイメージさせる花を付ける。
葉の高さは10cm程度までであり短い葉に十分な日照があるような
草丈の低い場所が生育に必要である。
地下には球根がありこれから発芽するが
数本の地下茎を伸ばしてその先端に次年度の球根を形成する。
したがって球根は1年限りということになり
サギソウは毎年生育条件のよい場所を求めて10cm前後移動しているわけである。
条件のよい場所では1株から3~5の球根が形成されます。

2015年8月 7日 (金)

ヒメユリ

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ヒメユリ(姫百合) ユリ科 ユリ属 多年草
山地にはえる多年草。茎は高さ30~80cm。葉は多数つき、
線形で長さ5~10cm、柄がない。葉縁に半円形の突起がある。
花は6~7月、上向きに開く。花被片は倒披針形で長さ3~4cm、
朱赤色で濃色の斑点がある。花粉は赤色。
茎先に朱紅色の6弁花が1~5個つき、上向きに咲く。
濃い赤褐色の斑点がある。長さは3~6です。

2015年7月29日 (水)

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ネジバナ ラン科 ネジバナ属 別名はモジズリ
ラン科ではめずらしく芝生や土手都市公園等の
人間の生活圏に近い所で普通に見る事が出来ます。
花の可愛らしさから昔から愛でられ愛好家主催の
展示即売会等で山野草として販売された事も有ります。
花色は通常桃色で小さな花を多数細長い
花茎に密着させるようにつけるが花が花茎の周りに
螺旋状に並んで咲くねじれた花序が和名の花茎から
伸びる子房は緑色で茎に沿って上に伸び
その先端につく花は真横に向かって咲く由来にされています。
花茎の高さは10-40 cm花は小さく5弁がピンク唇弁が白色をしています。
花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため
花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並びます。
この螺旋は右巻きと左巻きの両方が見られますが左巻きも生育して居ます。
開花時期は4-9月で葉は柔らかく厚みがあり根出状に数枚つけます。
冬期は楕円形だが生育期間中は細長く伸びて
根は極めて太短く細めのサツマイモのような形で数本です。
ごく稀に真っ白い花をつける個体のシロネジバナが見られます。

2015年7月20日 (月)

セッコク

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セッコク ラン科 セッコク属 多年草 花期 5月~6月 生育地 中部以南、四国、九州 日本の着生蘭の代表ともいえる蘭で日当たりの良い樹上や岩上に着生します。 セッコクは常緑の多年草で根茎はひも状で白い根は岩の隙間とか 樹皮の間などに伸びて地上部をささえています。 茎は束生して長いものは20cm位になります。 葉は茎の上部に付きまして平面的に並び長さ3~5センチの広線状で 先端は尖り少し厚く基部には膜質の鞘があり茎を抱きます。 葉は3年程度で枯れて自然と脱落します。 花は古い茎に花軸を出して3cm~4cm位の白く紅色を帯びた花をつけて 花後の果実は長い蒴果になります。

2015年7月13日 (月)

ヒナラン

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ヒナラン ラン科 ヒナラン属 多年草
生育地 山地 湿った岩場に生えています。
花期 5月~6月 分布 本州 関東以西 四国 九州 
紡錘状に肥厚した根がある。根元ニ光沢のある長楕円形の光沢のある葉を
1枚つける。 葉の長さ4~8cm、幅1~2cm。
花茎は斜上し、10個以上の花を一方向に偏ってつける。
花は淡赤紫色から薄いピンク色。 唇弁はくさび形卵形でほぼ中央で3 裂する。
距は筒状で細く、長さ1~1.5mm 。果実は朔果で楕円形、長さ5~7mm。
ラン科の植物はどれも美しく人気があるため
盗掘の被害にあって絶滅が危惧されています。

2015年7月 9日 (木)

カキラン

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カキラン ラン科 カキラン属 多年草
分布 日本では 北海道 本州 四国 九州 種子島 奄美大島 徳之島に分布します。
生育環境 山野の日当たりの良い湿地とか沢沿いの湿り気の有る場所に生育します。
茎の高さは30~70㎝葉は茎に互生し卵状披針形で基部が鞘状になって茎を抱きます。
上部にいくにしたがって葉は小さくなりますし花期は6~8月です。
黄褐色の花を茎の先に10ほど総状につけ下方から開花して行きます。
花の唇弁にある紅紫色の模様が目立ちまして和名は花の色が柿の実の色に似ている事で由来する。
東北地方の花は黄色に紅紫色の模様がなく茎の下部が紫色を帯びないキバナカキランと
九州南部の唇弁が側花弁と同形であるイソマカキランなどが生育して居ます。

2015年7月 1日 (水)

ササユリ

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ササユリ 笹百合 ユリ科 ユリ属 多年草
由来 葉が笹に似ている為と言われている。
分布 本州 中部地方以西・四国・九州
花言葉 上品 香りのよい花です。
ササユリは本州中部から九州に分布する多年草。
山地の草原や明るい森林に生育する。
地下に白い鱗茎(いわゆるユリ根)がある。
小さなものは根生葉のみであるが、大きく育ったものは花茎をのばし、
6月から7月にかけて美しい花を咲かせる。
花は1つであることが多いが、複数咲くこともある。
花の長さは10~15cmで、淡紅色。雄しべは6本で葯は鮮やかな赤褐色。
強い香りがある。葉は厚く、名前の由来になっているように、
ササの葉によく似ている。ササに擬態しているわけではなかろうが、
ササと混生していると、花が咲かないとわかりにくい。