2022年4月18日 (月)

キクザキイチゲ 菊咲一華 キンポウゲ科 イチリンソウ属
キクザキイチゲは近畿地方以西、本州、北海道に分布するとされますが、
落葉広葉樹林の林床や渓谷の川原などに生育しています。
落葉広葉樹や夏草が茂る前に葉を展開して花を咲かせます、
緑が濃くなると夏眠して地上部はなくなります。
春の妖精と呼ばれる仲間であります。
地下茎から早春に茎を1本出しまして、3枚の葉を輪生させます。
花は3月から5月に咲きはじめまして、花の直径は3cm~5cmで、
花弁に見えるものは萼で、花弁は有りません。
花の色は白色に見えるものから薄く紫あるいは紅色を帯びる物も有ります。

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2022年3月27日 (日)

ユキワリイチゲ

ユキワリイチゲ キンポウゲ科 イチリンソウ属
名前の由来: 一輪の花を咲かせるものに「一華」を冠する。
したがって雪を割って一輪の花を咲かせるという意味になります。
生育環境・特徴: 森や雑木林の中に生える多年草。滝の近くで見ることが多い
花期: 3~4月 分布: 本州(近畿地方以西) 四国 九州
3小葉からなる根生葉は菱形のような形をしていて鋸歯があります。
表面は白い斑紋がある濃緑色だがしばしば部分的に淡褐色化しており
裏面は地味な紫色をしている。3枚が輪生する茎葉の中心部分から花柄を出し
その先に一輪だけ少し菊に似た雰囲気を持った花をつけます。
径は3.5cmほどで淡紫色~白色の花が咲きます。
花弁に見えるのは実際は萼が変化したものだが概ね10~20ほどあるようです。
ユキワリイチゲの花の愛らしさに比して葉は綺麗とは言い難いです。
他のイチリンソウの仲間とは異なり葉は越年するためで冬の間に傷むからのようです。

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2021年6月 3日 (木)

イナモリソウ

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イナモリソウ アカネ科 イナモリソウ属 多年草
背の低い多年生の草本地下に細く伸びる根茎を持ちその先端に直立する茎を着ける
高さは普通は3-5cmほどになります。
葉は対生するが二対ないし三対しかなく茎が短くて間が狭いためロゼット状に地表に広がります。
上の二対が互いに接近し四輪生に見えるものであります。
葉は長さ3-6cm幅2-4cm、卵形あるいは三角状卵形で先端は鋭く尖り
基部は丸いかやや心形にくぼみ3-10mmの葉柄に繋がる。葉には全体に短い軟毛が一面に生えます。
托葉は先が尖った小さな三角形で長い軟毛があります。
花期は5-6月。葉腋から一個ずつあるいは枝先に1-2個の紅紫色の花をつける。
萼は釣り鐘型で半ばまで五裂し裂片は広披針形で先が尖ります。
剛毛が一面に生える。花冠は長さ2.5cm、内面には短い毛をまばらに出します。

2021年4月22日 (木)

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ 猩々袴 
ユリ科 ショウジョウバカマ属 多年草 花期 5月~7月
名は花を想像上の動物である猩々の赤い顔に、
地面に張り付いた葉を袴に見立てたものと説明されることが多いが、
本当のところは、花ではなく冬期に葉の霜に当った部分が
紅染することからついたものといわれます。多湿地に生える多年草で、
低山帯から高山帯まで生育域が広いです。雪解けとともに
ロゼット状の葉の真ん中から鱗片葉が数個ついた花茎を伸ばし、
先端にピンクの花を密につけます。花の色は白から赤、紫まで変化があります。
春早く花をつけるが高山では夏でも見ることができます。
花が終わると花茎は60㎝以上に伸び、咲き始めの可憐さは
微塵もなくなってしまいます。しかしこれは繁殖のために
微細な種を少しでも遠くに飛ばすためのしたたかな戦略みたいです。
また、葉先に子苗を作る術も持ち合わせています。
シロバナショウジョウバカマは花が白く、葉の縁に波状鋸歯があり、
関東以西と四国に分布する。九州にはツクシショウジョウバカマが分布します。

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2021年4月 6日 (火)

バイカオウレン

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バイカオウレン (梅花黄蓮) キンポウゲ科 オウレン属
別名 ゴカヨオウレン 花期 2月~3月
分布 東北南部 中国地方 四国 九州
山地の雑木林、森のやや湿ったところに生える、多年草。
花は5弁の真っ白な花。花びらに見えるのは、
花弁ではなくて、がく片が変化したもの。
根際から伸びた葉柄の先に、5枚の小さな葉が、輪状に着く。
ゴカヨウオウレン 五加葉黄蓮の別名があります。

2021年3月 9日 (火)

ホソバナコバイモ

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ホソバナコバイモ (細花小貝母  ) ユリ科 バイモ属
分布 中国地方-岡山県、広島県、山口県、九州に分布する。
花期 2月~3月 草文10cm~15cm
生育環境 山地の木陰などに群生する多年草。
人里・田畑,山地・低山,森林・林縁
花は葉の下で下向きに咲きます。 
水捌けの良い場所に生育しています。
葉も花も細く花は釣鐘筒状で花被片には縦縞模様の斑紋がみられる。
茎の上部に2枚が対生し茎の先の方に3枚の葉が輪生状につきます。

2021年2月28日 (日)

アズマイチゲ

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アズマイチゲ キンポウゲ科 イチリンソウ属
アズマイチゲは北海道・本州・四国・九州に分布する
多年草。主に温帯の落葉樹林の林床・林縁に生育し
石灰岩地に多いとされています。
アズマイチゲの根茎は横に這い、所々に膨らみがあるといいます。
葉は2回3出の複葉で、小葉は3つに分裂し、青白色を帯びて柔らかい。
花茎は高さ10cm程度で、3枚の葉が輪生し、毛があります。
花は3月から5月にかけて茎の上に1つ咲きます。
早春の木々が芽吹く前に葉を展開し、花を咲かせまして
初夏には夏草に覆われて夏眠する早春の植物の一つですよ。

2021年2月21日 (日)

ユキワリイチゲ

ユキワリイチゲ キンポウゲ科 イチリンソウ属
名前の由来: 一輪の花を咲かせるものに「一華」を冠する。
したがって雪を割って一輪の花を咲かせるという意味になります。
生育環境・特徴: 森や雑木林の中に生える多年草。滝の近くで見ることが多い
花期: 3~4月 分布: 本州(近畿地方以西) 四国 九州
3小葉からなる根生葉は菱形のような形をしていて鋸歯があります。

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表面は白い斑紋がある濃緑色だがしばしば部分的に淡褐色化しており
裏面は地味な紫色をしている。3枚が輪生する茎葉の中心部分から花柄を出し
その先に一輪だけ少し菊に似た雰囲気を持った花をつけます。
径は3.5cmほどで淡紫色~白色の花が咲きます。
花弁に見えるのは実際は萼が変化したものだが概ね10~20ほどあるようです。
ユキワリイチゲの花の愛らしさに比して葉は綺麗とは言い難いです。
他のイチリンソウの仲間とは異なり葉は越年するためで冬の間に傷むからのようです。

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2021年2月15日 (月)

セツブンソウ

セツブンソウ (節分草)キンポウゲ科 セツブンソウ属
花期 2~3月 草文 10~15cm 
生育 山地 溝 亜高山 川岸 沿海 分布 本州 関東以西 
山地の木陰などに群生する多年草。石灰岩地を好む。
10㌢ほどの花茎の先に、径2㌢ほどの白い花を1つつけます。
花びらのように見えるのは萼片で、花弁は雄しべの周りの黄色いY字形の部分である。
茎の下に径1㌢ほどの円い球根がある。初夏に地上部は枯れる。
旧暦の節分の頃に咲くのでセツブンソウの名前がついたそうです。
セツブンソウは本州の関東地方以西に分布する、高さ10センチほどの小さな多年生草本。
山地のブナ林など、落葉広葉樹林の林床に生え、石灰岩地を好む傾向がある。

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2020年10月 6日 (火)

シギンカラマツソウ

シギンカラマツ 紫銀唐松 キンポウゲ科 カラマツソウ属
生育環境 山地の林内 花期 7~10月 草文  30~70cm
互生、2~3回3出複葉、小葉は卵形~円形で裏面の葉脈は隆起する。
日本の本州(関東地方南部以西)、四国、九州に分布する。
多年生草本。茎葉は3回3出複葉。花序は複散房状で、
花は径1cm、雪白色。がく片は4個、広楕円形で長さ約4mm、
花期に脱落する。花糸は先が棍棒状に肥厚し、葯より太い。
花柱は細長く、長さ1.5~2mm、先は曲がる。
果実の先もかぎ形に強く曲がる。近似する普通種のアキカラマツは、
花糸は肥厚せず葯より幅が狭く、花柱や果実の先は曲がらず、
花は黄白色-淡黄白色である。

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